
左官屋さんの階段補修
藤子・F・不二雄先生の短編に『劇画・オバQ』という作品があります。
Qちゃんが久しぶりに人間界に戻ってきて、かつての仲間たちに会いに行く話。
でも、みんな大人になっていて、忙しそうにしていたり、反応がそっけなかったりする。
Qちゃんは昔のままなのに、みんなはちゃんと変わってしまっている。
時間だけが流れ、自分だけが取り残されたような感覚――それがこの短編の核にあります。
この漫画を読むと、頭の中でOLEDICKFOGGYの『いなくなったのは俺の方だったんだ』という曲が流れます。
自分はいつまでもライブハウスで歌っていた。でも、みんなは社会に出て、違う場所で生きていた。
みんながいなくなったと思っていたけど、みんなからすれば――いなくなったのは俺の方だった。
そんなふうに歌っています。
自分だけが“いなくなってた”。
『劇画・オバQ』も、『いなくなったのは俺の方だったんだ』も、そんな取り残される痛みを描いています。
僕はというと、地方に帰って、結婚して、子どもができて、お小遣いでタバコ吸ってます。
“オバQ”ではなく、“普通の人”を選んだんです。
でもオバQ側に憧れる自分もまだます。
だから、パッと見普通だけど、よく調べると裏ではカオスなことになっている。そんな40代を目指そうと思うんです。
情緒は不安定。プレッシャーに弱くていつも何かに怯えている。
そんなメンヘラな気持ちだけは大事にしたいと奥さんに語ったら、
「めんどくせえな!」
って言われました。
頑張ります!
今回は左官屋さんの階段補修になります。
動画はこちらから!
左官屋さんの作業って目が離せなくなります。
無駄な動きがなくて、リズミカルです。
編集しながら改めて気づいたのですが、塗る時の動きが「一定」なんですよね。
秒数で見てもズレがなくて、メトロノームみたいです。
職人さんの手仕事には、不思議な魅力があります。
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今日のBGM♪いなくなったのは俺の方だったんだ/OLEDICKFOGGY