川上川下流(巣乗沢)2復旧治山工事完成検査
ある雨の日のことです。
2歳になる次男が、自分のリュックにアンパンマン、カレーパンマンなどの人形をパンパンに詰め出しました。
何をするのかと思って見ていたら、そのリュックを背負い、お父さんを見つめてきました。そのまっすぐな眼差しは、
(おで、おそとにいってくる。いくのに必要なのはダチだけさ)
と語っていました。
(へっ、いつまでも子供だと思っていたけど、男の眼になりやがって)
と思って感動していたら、
「いこ」
って言われました。
「えーーー!?雨降ってるよ!中で遊ぼうよ!」
彼の耳には聞こえず、ダチ達と2時間ほど遊びました。
本日は、【川上川下流(巣乗沢)2復旧治山工】の完成検査報告になります。
パトロールで何度も紹介してきたこの険しい現場も、完成検査を迎えました。
今まではモノレールがあったのですが、検査前なのでモノレールも撤去済。徒歩で現場に向かいました。
現場が広い為、それぞれ配置につくことになったのですが、いやな予感はあったんです。
予感通り、見事に迷いました。
道なき道を進み、迷いながらも現地に着いた頃には、泥と汗で一仕事終えた姿になっていました。
正直もう帰りたいってなってました。
そんな満身創痍の私なんか関係なく、もちろん検査は始まります。
皆についていこうと頑張ってはみたのですが、「ブヒブヒッブヒブヒッ」と鼻息を荒くするばかりでした。
皆はさすがの動きです。
険しい場所でもどんどん動いて測定を済ませていきます。かっこいいんですよね、いつも憧れの眼差しで見ています。
そんな皆さんのおかげで検査はすぐに完了しました。
検査官からは、
「厳しい現場条件で、無災害で奇麗に仕上げていただき、ありがとうございました。」
と言っていただきました。
「厳しい」の一言ではまとめられない、大変な現場だったと思います。
そんな現場でしたが、行くといつも笑顔で現場を進めていた山内現場代理人、牧野班長をはじめ皆さんがとても頼もしかったです。
今回の工事は、山崩れなどの山地災害から住民の生命・財産を守ることに繋がっていきます。
文章で書くと簡単ですが、危険で難しく、高度な技術作業を行っています。
山奥での作業なので人目に付くことがありませんが、こんなことができる技術者の人を、たくさんの人たちに見てもらいたいと思います。
皆さん本当にお疲れ様でした!
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今日のBGM♪ロックンロール/くるり